ニコラ・ヴィチェンティーノ:イタリアルネッサンスに存在した驚きの前衛音楽

作曲家紹介

はい、みんな!今日はクラシックの専門家でもまず知らないようなかなりコアなお話をしよう。「イタリアルネッサンスに存在した驚きの前衛音楽」について話すよ。こんな音楽がルネッサンスにあったなんて、驚くと思うよ。まずは聴いてほしい。

見たこともない鍵盤の数だよね。微分チェンバロさ。ヨハンネス・ケラーさんの演奏も超雰囲気出てるよね。

イタリアルネッサンスとヴィチェンティーノの挑戦

16世紀のイタリアルネッサンス、芸術と音楽の大革命の時代だね。この時代、音楽はポリフォニー(重唱)スタイルが主流で、作曲家たちは調和と均衡を追求してたんだ。でもね、もっと豊かな感情表現を求める動きもあったんだって。

その中で、ニコラ・ヴィチェンティーノ(約1511-1576年)が現れたんだよ。彼は古代ギリシャの音楽理論に着目して、音楽の感情表現の範囲を広げようとしたの。彼の大発明、31音階調律システムは、従来の12音階にはない微細な音階を使って、感情をもっと繊細に表現するためのものだったんだ。こんな大胆な提案をする作曲家って、そのあとだとサティの登場まで思いつかないよね。

いったい全体、どうしてこんな音楽が生まれてきたんだろうか? 音程が狂っていて、気持ち悪って? それじゃ、さっきの曲を声楽で聴いてみよう。

こちらの方がよりわかりやすい、というか、音程の微妙な変化が怪しげてエロチックだよね。そう、彼は単に理論的な観点で、微分音を作品に導入したのではなくて、画一的な感情表現からより多様で深い表現を目指していたと思われるんだ。多声音楽が完成に達した時代に、こんなチャレンジングなことをしてた人がいたなんて、驚きだよね。

まず、彼の音楽は、テキストの表現を第一に考えていて、感情や情熱を聴き手に喚起することを目的としていたんだ。彼は音楽がテキストの主題を適切に表現することで、聴き手の感情を掘り起こすことができると信じていたんだね。

さらに、彼はテキスト(歌詞)中心の音楽アプローチと、彼の論文に見られる哲学的、理論的、実践的なアイデアを持っていたんだよ。音楽にテキストを合わせるべきではなくて、むしろテキストに音楽が合わせるべきっていうのは、テキストに合わせてより繊細な音楽表現が求められるということであって、これが彼の複雑な音楽理論を導いているんだ。

彼の1555年の論文「古代音楽を現代の実践に適応させる」では、彼の調律システムの微妙な変調が感情を動かす能力を持ってると主張してたんだ。彼の31音階等温律(31-TET)システムは、滑らかなヴォイスリーディングで移動する間隔に基づいて調和的な関係を分類することに着想を得ているんだ。

ヴィチェンティーノの論文における音楽理論の面は、ボエティウスの「De institutione musica」に基づいていて、彼は古代音楽への関心を持っていたんだ。彼は音楽に感情的および表現力があると信じ、作曲上の選択によってそれらの力が引き出されると考えていたんだよ。

でもね、ヴィチェンティーノは16世紀イタリアの音楽界の前衛的な革命家として認識されているんだけど、彼の作品自体はあまり知られていないんだって。残念ながら、ヴィチェンティーノの楽曲はあまりに異様で斬新すぎたからか、同時代の他の作曲家たちの作品ほど洗練されているとは思われていなかったんだ。

「ホンモノ感」がハンパないヴィチェンティーノの前衛キャリア

ヴィチェンティーノは、フェラーラとヴィチェンツァのヒューマニストの学者たちと連絡を取りながら、非ダイアトニック音楽の実験と古代ギリシャ音楽の理論と実践の研究を始めたんだ。非ダイアトニック音楽って言葉は、現代で言えばメジャー・スケールやマイナー・スケールに属さない音を使って音楽を作ることを指すんだよ。つまり、ちょっと予測不能で新鮮な音楽を生み出す方法を探求してたんだね。

彼の最初のマドリガル集(1546年)は、当時の音楽界の最高権威の一人だった師であるアドリアン・ヴィラールト(1490?-1562)に捧げられていて、ヴィラールトの影響を強く受けていたんだよ。

1540年代後半、彼はフェラーラのカルディナル・イッポリト2世の下で音楽家として活動し、シエナ、ローマ、フェラーラなどを頻繁に訪れていたんだ。彼はカルディナルのもとで、エルコレ2世公の息子、アルフォンソ王子にクロマティックとエンハーモニック・ジャンルの理論と演奏を教えていたんだよ。

でも、ヴィチェンティーノの音楽キャリアは順調じゃなかったんだ。彼は新しい調律システムを使った音楽を教えるために、アルキチェンバロとアルキオルガノという楽器を作ったけど、新しい主要なポストを確保することはできなかったんだ。彼は自分の音楽と理論を広めるために、熱心な自己宣伝を行ったんだよ。

ヴィンチェンツォ・ガリレイによると、ヴィチェンティーノは1560年代に多くの音楽の生徒を持ち、作品の公開パフォーマンスを積極的に行ったけど、これらのパフォーマンスはあまり評価されなかったんだ。

忘れられたヴィチェンティーノの音楽

ky曲、彼の音楽は時間とともに忘れられてしまったんだ。今聴いたって、彼の音楽は十分に異様だけど、そりゃあ当時の人だって理解不能だったのは想像に難くない。

ヴィチェンティーノの音楽は、当時としては非常に革新的だったからね。彼の31音階システムは複雑で、演奏や理解が難しかったため、広く普及することはなかったんだよ。彼の音楽理論と実践は、当時の主流の音楽スタイルとは大きく異なっていたため、伝統を重んじる聴衆や音楽家からは受け入れにくかったんだ。

さらに、彼の死後、音楽の流行は変わって、バロック音楽の時代へと進んでいったんだ。この新しい時代の音楽スタイルは、ヴィチェンティーノの理論から離れた方向へと進化していったんだよ。彼の楽譜や記録も十分に残されていなかったため、彼の音楽が再評価されるまで、長い間忘れられた存在となっていたんだ。

でもね、ヴィチェンティーノの音楽は、その革新性と理論的深さにおいて、現代の聴衆や音楽家にとって再評価の対象となるべきなんだ。彼の作品は、ルネッサンス期の音楽の範囲を拡張し、音楽の表現力と感情的な影響力を探求する彼の試みを示しているんだよ。彼の音楽の魅力は、その独創性と前衛的なアプローチにあって、現代の音楽理解に新たな視点を提供するものなんだ。

特に、ヴィチェンティーノは、音楽が感情を喚起する力を持つと信じていて、彼の音楽はテキストの表現を第一に考えていた点。これはワーグナーにも通じるような新しさがあるし、そのために12音には含まれていない微分音を体系的に用いたという点では極めて現代的だと言える。

ヴィチェンティーノ・ルネサンスはいつ? 今でしょ!!

最後に、ヴィチェンティーノの音楽が現代に与える影響と、彼の音楽の未来について考えてみよう。

ヴィチェンティーノの音楽は、現代の音楽家や聴衆にとってとても刺激的なものなんだ。彼の革新的な31音階システムは、音楽の表現力を拡張する新しい道を示しているんだよ。彼の音楽は、感情的な深みと独創性を持っていて、今の音楽家たちに新しいインスピレーションを与えることができるんだ。

たとえば、この曲を聴いてほしい。この曲はラルフ・バーナーディという人の3つの前奏曲の第1曲。

これを調律が狂ったまま、演奏していると思うか、新しい音楽と思うかは、聴き手次第だけど、まさしくヴィチェンティーノの冒険的精神が現代に蘇っている証拠と言えると思う。現代は、画一的な価値観に対する著しい反動があって、その時代思潮のなかでヴィチェンティーノが再評価されているんだ。

こんなわけで、ヴィチェンティーノの音楽の未来は、彼の革新的なアイデアを現代の音楽制作に取り入れ、新しい音楽の形を創造することにあるんだ。彼の音楽は、感情を動かす力を持っていて、それを現代の音楽家たちがどのように解釈し、新しい作品に反映させるかが鍵になるんだよ。

では、今日はここまで!ヴィチェンティーノの音楽が現代にもたらす影響は、これからも続いていくことだろうね。彼の音楽がどのような新しい形を見せるのか、楽しみにしていようね!みんな、またね!​​

コメント

タイトルとURLをコピーしました