2023年11月12日の「関ジャム完全燃焼SHOW」ではね、ピアニストの清塚信也さんが「プロでも説明できない音の不思議」というスゴい企画を持ち込んだんだ。この番組、いつも色んなゲストが来て、音楽のセッションやトークを繰り広げるんだけど、この回は特に音楽の不思議にフォーカスしたんだよ。
清塚さんと他のミュージシャンが、なんで人はメジャーやマイナーの和音を聞き分けられるのか、隣り合う音がなんで不協和音に聞こえるのか、みたいなことを探ったんだ。これって、日常で聴いてる音楽にある摩訶不思議なことを解き明かす企画だったんだね。
さらに、世界三大謎の和音についても話してて、これはジブリの音楽やクラシックの名曲に使われてる和音の話。シンセサイザーの歴史や、YMOのサウンドの話も出てきたりして、音楽の深いところに触れる内容だったよ。
清塚さんが解説したのは、以下の和音。こんな難しい内容をこれだけ面白く語れるってすごいよね!参考までに解説してみたけど、 読まなくてもいいよ! それよりも、下の動画を是非見てほしい!
ペトルーシュカ和音
- これはね、イーゴリ・ストラヴィンスキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」で使われた和音なんだ。メチャクチャ面白いのは、この和音が二つの異なるメジャーコード(CメジャーとF♯メジャー)を重ねたものなんだよ。普通、こういう和音を使うとすごく不協和音に聞こえるはずなんだけど、ストラヴィンスキーはこれを上手く使って、独特の雰囲気を出してるんだ。
- CとF♯は、12音階の中で最も遠い関係にあるんだよ。これを音楽理論でいうと「トリトーン」と呼ぶ。トリトーンは、非常に不安定で緊張感のある音の間隔で、この和音を使うことで、ストラヴィンスキーはバレエ音楽に強烈な印象を与えたんだ。
四度堆積和音
- これは、和音を作る時に普通は三度の間隔で音を重ねるけど、この和音は四度の間隔で音を重ねるんだ。だから名前が「四度堆積和音」なんだね。この和音はジャズや現代音楽によく使われるよ。和音の響きが開放的で、ちょっとミステリアスな感じがするんだ。
- 四度堆積和音は、名前の通り、音階の四度の間隔で音を重ねた和音なんだ。例えば、Cから始めると、C-F-B♭-E♭のようにね。通常の和音は三度の間隔で作られるから、メジャーやマイナーの和音になるけど、四度堆積和音はそうじゃないんだ。これがメジャーでもマイナーでもなく、独特の響きを持っている秘密。ジャズや現代音楽で人気があるのは、この開放的であいまいな響きのおかげなんだよ。
トリスタン和音
- トリスタン和音は、リヒャルト・ワーグナーのオペラ「トリスタンとイゾルデ」の冒頭で使われている和音だよ。この和音は、F、B、D♯、G♯の音で構成されているんだ。この和音が特別なのは、その不安定さと解決を求める「懸案感」があること。伝統的な和音のルールからは外れていて、聞いている人に「この次に何が来るの?」という期待感を持たせるんだ。
- トリスタン和音は、音楽の中で解決がされないまま、聴き手を引き込んでいくのが特徴。和音それ自体が物語を語っているような、ドラマチックな効果を持っているんだ。この和音が登場すると、聴き手は和音がどのように解決されるのか、次の展開に注目してしまうんだよ。
- ワーグナーのこの革新的な和音は、音楽史において非常に重要な位置を占めていて、後の音楽、特に20世紀の音楽に多大な影響を与えたんだ。
つまり、この回は音楽の理論や感じ方について、プロでもなかなか説明できないようなことを、わかりやすく伝えてくれたんだ。音楽をもっと深く理解できるような、超面白い企画だったんだよ。以下のティックトックの動画で観ることができるので、是非みんなにも楽しんでほしいな! こうやってクラシックの面白さがより多くの人に伝わることは僕は大賛成だよ!
番組の詳細は以下の僕の画像をクリックしてね!! 過去の番組の動画はコチラから観ることができるよ!
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