【1分deサクッと音楽史】「音楽は楽しむためのものではない⁉」「音楽は聴こえない⁉」ぶっ飛びすぎる中世の音楽観を大公開!

1分deサクッと音楽史

こんにちは、音風ソナタだよ!今日は中世の音楽について話そうと思う。中世って言われてもピンとこないかもしれないけど、実はとってもぶっ飛んでて面白い時代なんだよ。現代じゃ考えられない価値観だけど、実は現代にもすごく影響を与えているんだ。それじゃ、行ってみよう!

ブッ飛びポイントその①「音楽は楽しむためのものじゃない」ってどゆこと?

「音楽は楽しむためのものじゃないよ」といったら、みんな驚くよね。実は中世の学問においては、そうだったんだよ。どういうことか、説明するね。

中世の学問において、音楽は「自由七科」と呼ばれる7つの学問の一つとして、非常に重要視されていたんだ。自由七科には、算術、幾何学、天文学、音楽、文法、修辞学、弁証法が含まれていて、これらは神学や哲学を学ぶ基礎とされていたんだよ。

音楽が自由七科に位置づけられた背後には、音楽が数学や量に関連する学問であるという考えがあったんだね。中世の人々は、音楽を通じて数学的な原理を学び、音楽の調和と数学の関連性を追求した。彼らは、音楽が宇宙の調和や人間の心身のバランスに対する洞察を提供し、それを通じてより高い真理に近づく手段であると信じていたんだ。

音楽は単なる娯楽以上の意味を持ち、知識と宇宙の秘密を解き明かすための道具として尊重されていたんだね。中世の学者や思想家は、音楽を通じて精神的な探求を深め、宇宙と人間の関係についての理解を深めようとしていた。そのため、音楽は知識の探求と霊的な成長のための重要な要素だったんだよ! 納得できるような、納得できないような、だね。でも一理はあるね。

ブッとびポイントその②「音楽は聴こえない」ってどゆこと?

中世の人々にとって、音楽はただの楽しいものじゃなかったんだ。いや、それどころではなくて、「聴こえるもの」ですらなかったんだ! 流石にこんなことに一理あるなんて納得できそうにないけど、どういうことか詳しく話すね。

彼らは音楽を、宇宙や人間の真理を理解するための手段として捉えていたんだよ。特に、音楽理論家ボエティウス(480年頃~524年頃)は、音楽を「宇宙の音楽」、「人間の音楽」、「道具の音楽」の3つに分けて考えていたんだ。

まず、「宇宙の音楽」だ。これは、天体が奏でる音、つまり宇宙そのものの調和についての考え方なんだ。中世の人々は、星座や惑星の運行が音楽の調和をもたらすと信じていたんだ。宇宙の神秘に迫るため、彼らは宇宙の音楽を熱心に研究したんだよ。

そして「人間の音楽」。これは、心と身体の調和を保つための音楽さ。中世の医学や哲学では、音楽が体調や感情に与える影響を真剣に考えてたんだ。音楽は癒しや健康維持の一環として、大切な存在だったんだよ。

最後に「道具の音楽」。これは、楽器を使って演奏される音楽のことだね。中世の音楽は、宗教的な儀式や社交的な場で響き渡り、文化と芸術の一部として非常に重要だったんだ。

  • 「宇宙の音楽」は、天体が発する音、つまり宇宙の調和についての考え方。
  • 「人間の音楽」は、心と身体のバランスを保つための音楽。
  • 「道具の音楽」は、実際に楽器で演奏する音楽のこと。

面白いことに、最初の二つは実際には聴こえない音楽なんだよ。でも、中世の人々にとってはとても大切な概念だったんだね。

「現代にも大きな影響」ってヤバくね⁉

実はこの中世の音楽観は今の私たちにも影響を与えているんだ。19世紀以降、英国のジェントルマン教育や米国のリベラル・アーツ・カレッジでは、自由七科の理念が引き継がれているんだ。つまり、中世の音楽観が今の教育にも生きているってことだね。

英国のジェントルマン教育や米国のリベラル・アーツ・カレッジでは、学生たちは幅広い知識とスキルを養う機会を提供されている。これには、音楽が数学や哲学などの学問と結びついていることから、音楽教育も含まれていることがあるんだ。中世の音楽観から受け継がれたアイデアが、現代の学生たちにも影響を与え、知識と芸術の統合を促進しているんだよ。

このことからわかるように、中世の音楽が持っていた知識と哲学は、教育の世界においても今日まで受け継がれているんだ。自由七科のアイデアが続いていることは、音楽が単なる芸術や娯楽にとどまらず、知識の獲得や精神的成長のための重要な手段という側面があることを示しているんだよ。

中世の音楽は、ただ楽しむものじゃなく、宇宙や人間の真理を探究するための大切なツールだったんだ。今日話したことを覚えておくと、音楽をもっと深く楽しめるかもしれないね!(笑) それじゃあ、またね!

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